株式会社フィネス finesse|2008年の天候と各ドメーヌからの評価

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2008年の天候と各ドメーヌからの評価

◆9月14日の奇跡

 

2008年のブルゴーニュ地方は春から乾燥した晴天が続いて霜や病気の被害もほとんど見られず、順調に葡萄は成長していました。しかし、6月中旬から天気が一気に下り坂になり、冷たい雨が降る日が続きました。その影響でウドンコ病やベト病が発生してしまった畑も所々に見られ、7月には一時天気は回復したものの、日が傾くころには上空に積乱雲が発生して雷鳴と共に大粒の雹が降る日がしばしばあり、畑によっては大きな被害を受けました。

8月に入っても多湿な日が続き、葡萄の未成熟や水膨れ、病気の蔓延などが懸念され、8月末には壊滅的な収穫予想が出ていました。しかし、収穫直前の9月14日から一気に天気が回復し、雨もほとんど降らずに晴天が続いて葡萄も綺麗に色づき、さらに乾燥した北風が吹いて病気の蔓延や腐敗などの被害も最小限に食い止められ、奇跡的に良好な成熟具合になりました。コート・ド・ボーヌでは9月25日頃から、コート・ド・ニュイでは9月28日頃から収穫が始められ、各ドメーヌとも、厳しい選果で未熟な果実や腐敗部分を取り除いたため、収穫量は例年に比べて約30%ダウンという結果になりました。

 

 

◆各ドメーヌの2008年ヴィンテージの評価

 

Domaine Georges Roumier 当主:クリストフ・ルミエ氏
「とても湿度が高い年だったが期待以上の出来。緻密で輪郭がはっきりしていて、1993年に近い印象。」

Domaine Méo-Camuzet 当主:ジャン・ニコラ・メオ氏
「ピノ・ノワールの良い色を出すことが出来た。華やかさはないが地味で素朴なおいしさがある。1996年や2001年に近い」

Domaine Marquis d'Angerville 当主:ギョーム・ダンジェルヴィル氏
「病気が多く発生したので、例年より収穫を厳しくし、良好な葡萄のみ使ってクオリティを高めた。酸が素晴らしくバランス良い仕上がり。特に1級は凝縮感があって余韻が長い。」

Emmanuel Rouget:エマニュエル・ルジェ氏
「2008年はピノ・ノワールにとって2000年以降で最高の年だと思う。フレッシュできれいな酸がしっかり出ている。ワインの縁が透明感のある紫色で余韻が長いのが特徴で、グルメなピノ・ノワールを楽しめる年。」

Bruno Desaunay-Bissey:ブリューノ・デゾネイ氏
「酸がしなやかな2007年とは違ってパワフル。ピノ・ノワールの特徴が良く出ている年で良い色をワインに出すことが出来た。」


2008年の天候状況はフィネス便り:ブルゴーニュ情報1(2008年10月)に写真入りで詳しく掲載しておりますので、こちらも御参考下さい。

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