株式会社フィネス finesse|2016年5月フランス生産者訪問(ボージョレーロワールーブルゴーニュ)

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2016年5月フランス生産者訪問(ボージョレーロワールーブルゴーニュ)

Guy Breton <ギイ ブルトン>

ビオディナミ農法で古木のガメ種から素晴らしいモルゴンを造るギイ ブルトン氏。


当主のギイブルトン氏

当主のギイ ブルトン氏


こちらでは地元のお肉屋さんが作ったハムやソーセージを食べながら試飲するのが定番になっています。


様々なヴィンテージとの飲み比べ

様々なヴィンテージとの飲み比べ


次回入荷予定の2014年はアルコール度数が約12.5%と例年よりも低めでフレッシュな果実味と酸味が楽しめるとても飲みやすい仕上がり。

ガメイらしさが良く出ており、ハムやソーセージとの相性も抜群でした。

まだ醸造中の2015年はアルコール度数が約14.5%と高めでしっかりとした果実味と渋味の飲み応えある味わいで長熟出来るヴィンテージになっています。

比較試飲で1989年ヴィンテージを飲ませて頂きましたが、甘酸っぱい果実味とミネラル、染み込むような旨味でまるで熟成したピノ ノワールのような味わいになっており、ガメイでも良い状態で保管すれば熟成させることが出来ることを教えてくれます。



DOMAINE MANCIAT-PONCET <ドメーヌ マンシアポンセ>

マコネ地区にそびえる壮大なヴェルジッソンの丘の麓に畑を所有し、家族経営できれいなマコンのワインを造っているマンシア ポンセ。


当主のマリ ピエールさんと醸造担当のオリビエさん

(右)当主のマリ ピエールさんと(左)醸造担当のオリビエさん


最新ヴィンテージの2014年は色調淡くハツラツとした酸味とミネラルが豊かでとても繊細な味わい。

アルコール度数も控えめでクラシックな仕上がりになっています。


今回の試飲アイテム

今回の試飲アイテム


2015年は醸造中のものをタンクから試飲。色調濃くオイリーで凝縮した果実味、ストラクチャーもしっかりしており高いポテンシャルを感じさせますがバランスが取れるまで少々時間が掛かりそうなイメージです。



FRANCK JUILLARD <フランク ジュイヤール>

ボージョレ ヌーヴォーでお馴染みのフランク ジュイヤール。


フランク ジュイヤール

チャーミングな笑顔が素敵なフランク ジュイヤールさん


2014年は雹の被害もなく、天候も穏やかだったので渋味は柔らかくチャーミングな果実味と酸味が豊かでとても飲みやすい味わい。

2015年は日照量が多く乾燥したので収穫した葡萄は素晴らしい状態。醸造中のワインもジャムのように濃厚な果実のアロマがあり、スパイシー&タニックで酸味もしっかりあるのでバランスも良くとても飲み応えのある仕上がりになっています。


今回の試飲アイテム

今回の試飲アイテム



Didier Dagueneau <ディディエ ダグノー>

プイィ フュメで類稀なるワインを造り出すディディエ ダグノー。

次回入荷予定の2014年をステンレスタンクから、熟成中の2015年を樽からそれぞれ試飲。

2014年はミネラルと酸味が豊かな直線的で少し固さを感じるような味わい。


ステンレスタンクで熟成中の2014年物

ステンレスタンクで熟成中の2014年物


2015年はオイリーで肉厚な旨味がありストラクチャーもしっかりしていて飲み応えを感じます。


バトナージュの様子

バトナージュの様子


当主のベンジャマン氏曰く、2014年はクラシックなタイプのワインで2002年や2007年に似ており、クリスタルのような輝きのある色調と際立つ旨味があり、長熟タイプでベンジャマン氏の好みのヴィンテージ。

2015年は2006年を思い出させるようなリッチで力強さがあるヴィンテージとのことです。


バトナージュ後の白濁したワインを注ぐ当主のベンジャマン ダグノー氏

バトナージュ後の白濁したワインを注ぐ当主のベンジャマン ダグノー氏



Domaine Regis Minet <ドメーヌ レジス ミネ>

今年から取引を始めたもう1つのプイィ フュメの造り手。


当主のレジス ミネ氏

当主のレジス ミネ氏


しっかり樽熟させるダグノーに対し、一切樽は使わずステンレスタンクのみで仕上げた青々しいきれいなソーヴィニヨン ブランの風味を楽しめます。


醗酵用ステンレスタンク

醗酵用ステンレスタンク


キンメリジャン土壌の畑からは様々な化石が出土され、マンモスの牙の化石が発見されたこともあり、ロワールの博物館に寄贈したとのこと。


出土した化石

出土した化石


試飲は醸造途中の2015年ヴィンテージをステンレスタンクから。きれいな青さがある2014年に対し、2015年は少し熟したグレープフルーツのようなニュアンスで旨味とコクが強く感じられ、暑く乾燥したヴィンテージの要素が強く現れています。


収穫後に圧搾したジュースの澱引きに使うデブルバージュ用タンク

収穫後に圧搾したジュースの澱引きに使うデブルバージュ用タンク



Domaine André Vatan <ドメーヌ アンドレ ヴァタン>

サンセールでお馴染みのアンドレ ヴァタンでは最新ヴィンテージの2015年を試飲。


2015年アイテム違いを試飲

2015年アイテム違いを試飲


2015年は乾燥して日照量も多かったので2014年より1ヵ月も早く、バランスが良すぎて口当たりが優しくソーヴィニヨン ブランらしくなかった2014年と比べて2015年は良い意味で凹凸があるソーヴィニヨン ブランらしい味わいになっているとのこと。


醗酵用グラスファイバータンク

醗酵用グラスファイバータンク


柑橘系の豊かなアロマとハツラツとした酸味、オイリーで力強い果実味がありストラクチャーもあって飲み応えある味わいになっています。


熟成用樫樽

熟成用樫樽



Domaine Royet <ドメーヌ ロワイエ>

コート シャロネーズでコストパフォーマンスの高いワインを造っているロワイエ。


ドメーヌ ロワイエ入口

ドメーヌ ロワイエ入口


2014年は太陽が少なくピノ ノワールらしい緊張感のあるクラシックな年だったのに対し、2015年は太陽がたくさんあって葡萄が良く成熟したので酸味が柔らかくフルーティな素晴らしいヴィンテージとのことです。


当主のジャン クロード氏

当主のジャン クロード氏


また、2015年からは収穫時に摘んだ葡萄を集める入れ物を底の深いカゴから葡萄の自重で潰れないように底の浅いケースに替えてより良い状態の葡萄からワインを造るようにしています。


テイスティングルームの様子

テイスティングルームの様子


試飲は主に2014年と2015年で、2014年はきれいな酸味とミネラル豊かでバランス良く飲みやすいのに対し、2015年はとてもフルーティで肉厚な旨味がぎっしり詰まっていて飲み応えがある味わいに仕上がっています。



Bruno Desaunay-Bissey <ブリューノ デゾネイ ビセイ>

2016年は霜の影響でエシェゾー、グラン エシェゾー、シャンボール ミュジニー、ヴォーヌ ロマネと当生産者が所有する畑のほとんどで被害を受けているとのこと。


当主のブリューノ デゾネイ氏

当主のブリューノ デゾネイ氏


霜の被害は標高が低くて湿度が高いブルゴーニュクラスの畑で出ることが多いのですが、今回は標高の高い特級クラスまで霜の被害が出てしまっているようです。


2016年の霜の被害について語るブリューノ氏

2016年の霜の被害について語るブリューノ氏


最新ヴィンテージの2014年を試飲。例年よりも酸味が柔らかくタンニンも穏やかで豊かな果実味が前面に出ており、まだまだ若いですがチャーミングで十分飲める味わいになっています。

当主のブリューノ氏としては2010年に近い味わいになっているとのことです。


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