ドメーヌの目指しているものは、ストラクチャーとフィネス、コンセントレーションとチャーミングさを兼ね備えたワイン造りをすること。

ワインの醸造と熟成における助言者であるアンリ・ジャイエ氏の援助のもと、ドメーヌの目指すワイン造りの実現に向けていくつかの実践が行われた。

まず、できる限り最高の品質の素材を入手すること。これは収穫量を制限することから始まる。例えば、きちんと手入れをされてきた樹齢３０年のブドウの木から平均２５hl/ha（年によって、しばしばこの数値を下回るが）の収穫量を得ることができるが、樹齢１５年から２０年ほどの若い木から５０hl/haの収穫量を得ることは非常に難しい。これは、明らかに品質に違いが感じられてしまう。