達のやり方

達の第一の目標としているものは、その年の個性を尊重し、それぞれのテロワールの持つ固有のキャラクターを表現すること。 この最終結果を得るために、畑、醸造、ワインの熟成における行程で確固としたポリシーをもって作業している。それぞれの段階において、一貫した信念をもって作業している。つまり自然の法則に任せていくということである。

れでもなお、我が家独自のスタイルをワインに与えている。それは、次のような点において言える。

-ブドウ畑の栽培に関して、減農薬農法を取り入れ、除虫剤や除草剤を使用しない。
-熟したブドウの手摘みを行う。
-ブドウを丹念に選別した後、部分的に除梗、発酵は果帽を浮かばせながら開放タンクを使用して3段階に分かれて行われる。

酵前浸漬は室温にて行われ、野性酵母の増殖を促していく。発酵中の温度管理、そして果帽をまぜるピジャージュによってワインにブドウの抽出分を与える。 さらに、発酵後浸漬をすることで、より肉厚なタンニンを得ることが出来る。 仕込みの期間は全体でだいたい18日から23日かかる。

酵がいったん終了すると、空気圧搾機にかけられ、ワインは樽に入れられる。 (このうちアペラシオンによるが、15〜40%は新樽使用) 瓶詰めは14ヶ月から16ヵ月後にフィルターをかけずに行われる。