20年前、30年前という古いワインを試飲する時の心の負担も考えないといけない。
ワインをとっておくか、それとも飲んでしまうかという選択はまずワイン本来の味わいを良く知り得ていることが大事で、ワインが熟成していくときに何をワインに求めているかということを知ることが大切だ。
確かに、あまりにもがっかりしたくなければ、ワインを吟味してよく選ぶことが大事だろう。ここから事は難しくなる。すでに出来上がっているマニュアルは無いからだ。ヴィンテージにもよるし、ワインにもよる。積み重ねないといけない膨大な知識を想像するが、それは愛好家をがっかりさせ、性格によってはイライラを募らせてしまうだけだ。
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